千葉県柏市にある『ブルージュ』。
部屋の扉を開ければ、中世ヨーロッパの世界が広がっている。
客室以外も豪華だったので、別記事として書く。
まずは、その外観。
ラブホは、入口のある面は奇抜な外装をしていても、裏は普通のビルとなっている場合が多い。
しかし、『ブルージュ』は違う。
周りをぐるっと一周しても、普通のビルに見える面はない。
入口ドアは、4本の柱に囲まれている。
上部には、正面から見て3つのアーチがある。
こんなにハイセンスな入口は初めて見た。
高層階は、階と階の間が立体的な部材で装飾されている。
窓は十字窓だ。
一部の窓は、柵が付いている。
表だけでなく、裏も同じような様式となっている。
表にも裏にも、駐車スペースの端にも、謎の像が置かれている。
全て、違う顔やポーズをしている。
裏側は、左右の棟が手前に飛び出している。
奥まった中央部では、庭や噴水が彩りを添えていた。
槍のような棒でできた柵が、非日常空間へのガードを固める。
文明開化を感じさせる街灯もある。
次に、ロビーや廊下。
受付の端に、白と金色の女神像がある。
手にシャンデリアのような明かりを持つ。
後ろは、カラフルな花を挟んで、油絵が壁に掛かっている。
天井の付近の壁にも、『ヴィーナス誕生』などの絵画が掛かっている。
1階のエレベーターホールには、仮面がたくさん並ぶ。
顎から額までを覆い、額の上は放射状の布飾りが付く。
背景の真っ赤な布が、不思議な雰囲気を醸し出す。
今回訪れた部屋は2階だった。
2階のエレベーター前には、大きなドレッサーが置かれている。
ベージュを基調とし、パステルカラーの花柄モチーフだ。
ドレッサーの横は、白と金色の彫刻で占領されている。
金色の蝋燭立ては、『美女と野獣』のルミエールを連想させる。
天井からは、水色のシャンデリアがぶら下がる。
これでもかというほどの、ゴージャス感だ。
客室までの廊下の天井は、白と水色の立体的な装飾で彩られる。
円形に彫られ、陰影が繊細さを強調する。
『ブルージュ』は、客室にいる間だけでなく、入る時から去る時まで、ヨーロッパの貴族の気分が味わえるホテルだ。
※2021年現在、このホテルでの撮影(個人も含む)は、別料金(1万円程度)が必要。くれぐれもご注意を。
2021年10月探訪
↓『ブルージュ』客室についてはこちら
公式サイト:http://www.hotel-brugge.jp/