歴史的な神社仏閣のイメージが定着している京都市にも、ラブホ街がある。
名神高速道路の、京都南インター付近だ。
鉄道では、京都市営地下鉄烏丸線の竹田駅から徒歩10分で行ける。
車でも鉄道でも、アクセスがいい。
竹田駅から、高速道路に沿って南西へと歩いていく。
マンションやオフィスビルが建っていたのが、ある一角から急に趣を変える。
見えてきたのは、ピンクとベージュのホテル『サラデルレイ』だ。遠目には、私立学校の校舎にも見える。
隣には、白い煉瓦模様の壁の『アネックス』が並ぶ。
さらに、細長い白色の建材で壁一面を覆った『インザグリーン』が建つ。
高速道路の料金所はこの辺りにあり、一般道と合流する。
高速道路沿いの道から、ホテル街の中へ入る。
紫色と白色の板張りの壁が特徴の『デザートヒルズ』を見つけた。
残念ながら、廃業してしまったようだ。
シンプルな白い壁面と人工的なヤシの木のオブジェが組み合わさった『ロータスモダン』。
ヤシの木のオブジェは、隣の『グラッシーノ』にも立っている。
異彩を放つ真っ黒なホテルは『クリスタルゲート』。
モノクロの幾何学模様の装飾が、モードな魅力を添える。
『サンデーブランチ』は、西洋風の壁に瓦屋根という、珍しい組み合わせの建物だ。
『ロータス』は、水のオブジェに力を入れている。
蓮の花の噴水と、水に浮かぶ蓮の花が、店名通りの世界観を演出する。
『ロータスゴージャスジャパン』は、金剛力士像のような金色のレリーフがあり、派手目だ。また、カラフルな和柄の板が、互い違いに貼られている。
中には、関東では見かけない店名や広告を掲げたホテルもある。
高速沿いにあるのは『もしもしピエロネオ』。『もしもしピエロ』は、大阪にもある。関西ではお馴染みのチェーンだ。
どうしても気になってしまうのが『となりのクル』。クルって、一体誰なのだろう。そもそもなぜ「となり」なのだろう。
ロマンティックな名前の『星の砂』は、無料サービスをアピールする。
「うちのホテル選ばんお客さんかわいそ〜」など、関西弁の広告看板があり、笑ってしまう。
京都南インターには、一軒一軒が大きく色使いが多彩で、関西らしいユーモアも感じられるラブホ街がある。
2024年3月散歩
京都南インターのラブホ『ロータスゴージャスジャパン』については、こちら↓