ラブホ好きは皆、2つの選択肢で悩む。「同じ所に何度も通う」か、「新しい所に次々行く」か。
私は最近、前者寄りになっている。
特に、『SARA錦糸町』は何度も訪れている。
「同じ所」ではあっても、毎回異なった雰囲気の部屋なので、ちょうどいい新鮮さがある。
今回も、朝早くから訪れた。
いつもと同じで、8割くらいが満室だ。
空室の部屋を見ると、以前訪れたことがある部屋も多い。
だからといって焦ったりはせず、冷静に部屋の内容と予算を見比べる。
候補を絞り込み、決めてタッチパネルを押す。
慣れたものだ、と我ながら思う。
今回は、「スイーツフォレスト」という名前の部屋を選んだ。
奥の壁は、何やらキラキラしている。
それでいて、落ち着きも感じられる。
向かって左側に、ソファとテーブルがある。
ソファはピンク色で、白いクッションが置かれている。
テーブルの天板には、装飾が施されている。
ビスケットサンドなどのお菓子が盛られた皿が、2つ並ぶ。
その周りを、ピンクの花が囲む。
ほのぼのとした気分にさせてくれる。
奥の壁をよく見ると、小さなお菓子が連なっているのが分かる。
ミニサイズのケーキやカップケーキ、シュークリームが、チェーンでつながれている。
背景の壁は鏡なので、迫力が増す。
シャンデリアは、無数のマカロンに覆われている。
空調の風が、連なったマカロンが優雅に揺れる。
真下に来ると、マカロンの様々な色合いが楽しめる。
向かって右側に、窓が収納された扉がある。
白い板に、6つの丸い装飾がくっついている。
小さなお菓子が詰め込まれている。
マカロンだけを詰めたものと、色んな種類のお菓子を詰めたものの2種類がある。
ベッドは、白い上掛けがかかっている。
花のような模様が施されている。
ベッドに横たわる。
右を向くと、シャンデリアがきれいな二重丸を描くのが見える。
左を向くと、6つの飾りがある扉が見える。カラフルなお菓子の飾りが目立つ。
それでも、白色がベースなので、落ち着いた雰囲気となっている。
今回は、優しい雰囲気にまとまった、お菓子モチーフの部屋だった。
お菓子がテーマの部屋の中でも、他と違い落ち着きが感じられた。
2023年6月探訪