レジャーホテルが好きすぎる弁理士女子のブログ

都会の無彩色な音色 錦糸町『ミュージック』~ラブホを訪ねる~

錦糸町南口のラブホ『ミュージック』に入ってみた。
目を惹くのは、モノトーンの看板。


ギターピックのシルエットと水面に波紋が広がる白黒写真がモチーフとなっている。
「いい音楽を奏でろ」というメッセージだろうか。

「定員2名」というパネルが上に付いたドアを開く。


選んだ部屋は、看板や外装と同じく、白と黒をふんだんに使った装飾が目立っていた。
壁は白くて凸凹があり、外壁にも使われそうな材質だ。
遠目に見ただけでも、ザラッとした質感が伝わって来る。

奥の壁や窓の扉、テレビのスペースの上部には黒い板が貼られている。
艶のないマットな黒。
洗練されて、どこか冷淡な印象である。
まるで、ここに来る人々を冷たく見つめるようだ。


調光パネルも黒をベースに、ボタンは白である。
壁に接して置かれた黒のライトはV字型だ。
開きかけの本が光を放っているようにも見える。

無彩色な壁面や小物に気を取られていたが、より個性的なのは天井である。
全体的に、壁と同じ白い素材で正方形に仕切られ、ワッフルの表面のようだ。
仕切られた窪みからは、黒い板が見える。
ぶら下がったライトは立方体で、天井の正方形と揃っている。
ライトは不透明な素材を使い、キューブ全体が光る。

モノトーンと四角形。
いかにも都会的で、隙のない印象を与えるインテリアだ。

その一方、浴室はモノトーンではない。
よくある茶系だった。
そこまで統一する気はなかったらしい。

とにもかくにも、無彩色が好きなら心地よくなれる部屋であった。

2019年2月探訪

↓錦糸町のラブホ街についてはこちら

公式サイト:

https://music.p-door.com/