大阪と聞いて多くの人がイメージするのは、グリコ看板のある道頓堀だ。
この一帯はミナミとも呼ばれている。
東京にはない立体看板だらけの通りや、昭和のキャバレーのある通りなど、歩くだけでも楽しい歓楽街が広がる。
道頓堀沿いに並ぶ建物のひとつが、ホテル『ローズリップス心斎橋』だ。
壁はでごぼこした、ベージュの煉瓦貼りだ。
窓は西洋風の観音開きで、上に赤いサンシェードがある。
洒落た邸宅のような趣の外観だ。
フロントのパネルで部屋を選び、直行する。
二重のドアを開けると、こんな部屋が現れた。
ベッド、壁の模様、調度品。
あちこちが、ターコイズブルーで統一されている。
ベッドやカーテンが、豪華なデザインだ。
壁は、すべてターコイズブルーの花模様が描かれている。
近くで見ると、花や葉っぱが少し凹んでいて、立体的なのが分かる。
白地が、青色の清々しさを強調する。
テレビを乗せた棚も、ターコイズブルーだ。
扉を開けると、冷蔵庫やレンジなどが収まっている。
食器棚も同じ色だ。
棚の隣には、小さな机と椅子がある。
机の天板は黒く模様があり、椅子はカラフルな布に刺繍が施されている。
机と椅子の向かいには、ソファとテーブルがある。
ソファは真っ白だ。
テーブルは黒い天板で、曲線的な脚が特徴的だ。
浴室などの水回りは、玄関の近くにある。
ターコイズブルーではないが、落ち着いた色合いとなっている。
窓を覆うのは、シルバーのカーテンだ。
ドレープを描き、キラキラ光る。
観音開きの窓を開けると、道頓堀と向かいのビル群が見える。
道頓堀沿いは、ラブホが多い。
また、窓のすぐ脇にガス灯のような明かりがあり、お洒落だ。
ベッドの横に、黒い天板のテーブルがある。
電話や調光パネルが置いてある。
珍しいことに、パネルの一部が「ジュエリーボックス」となっている。
ベッドは、平均よりやや高い。
ベッドヘッドのフレームは、花を曲線的に表現したものとなっている。
上掛けは、ターコイズブルーを基調に、金色と茶色の模様が施される。
クッションも、同じ色柄の布が使われている。
マットレスを覆うフリルも、同色系だ。
ベッドに横たわる。
天井は、真っ白で色柄がない。
それでも、壁の青い花やシルバーのカーテンが目に入ってきて、きらびやかだ。
所々に、造花があるのも見える。
ソファの横の壁の一部がショーケースとなっていて、花瓶に造花が刺さっている。
オレンジや黄色の大きな花だ。
食器棚の横にも、さりげなく同じ花のブーケがある。
今回は、ターコイズブルー尽くしの、豪華な部屋だった。
ミナミを歩き回って疲れた時に一休み、といった使い方ができる。
2022年10月探訪
公式サイト:
https://roselips.co.jp/shinsaibashi
『ローズリップス心斎橋』の他の部屋については、こちら↓