私が最も多く訪れたラブホは、SARA錦糸町だ。
ずっと前から、気になっているのにいつも埋まっている部屋があった。今回ラッキーなことに、その部屋を当てることに成功した。
扉を開けた先には、ひとつの色が強調された空間が広がる。
とにかく一面、青色だ。
青色には、リラックスできる、涼しく感じる、といった様々な効果がある。
科学的な効果を抜きにしても、心地よい部屋だなと感じる。
青色が大好きだからだ。
公式サイトによれば、部屋の名前は『グラン・ブルー』だ。
向かって左側にソファとテーブル、右側にベッドがある。
ソファは白色、クッションは深い青色だ。白色が、青色を引き立てる。
テーブルには、装飾がある。
青い海(アクリルアイス)に、透明な魚達が円を描いて泳いでいる。
中心には石が盛られ、ダイヤモンドが乗っている。
左側の壁には、棚がくっ付いている。棚は白色だが、ベースの壁は水色だ。
ベッドヘッドの壁に視線を向ける。
濃い青色の壁に、イラストが掛かっている。
海のような青色を背景に、白い花が咲く様子が描かれている。花の茎はうねうねと曲がっていて、風に揺られているようだ。
ベッドサイドの壁に目を向ける。
空と海をモチーフにしたイラストが、窓に描かれている。曲線が複雑に絡み合っている。
先ほどの絵は油絵のようだったが、こちらはデジタルイラストらしさがある。
ベッドに横たわる。
青いライトが、四角い天井空間を照らす。
シャンデリアがぶら下がる。
青色系統と白色のタイルを敷き詰めたデザインになっている。
左を向くと、空と海のイラストが見える。
右を向くと、棚の上が青く光っているのが分かる。
やはり青色はいいなぁ、と感じる。
今回は、青色が多く使われた、海を感じられる部屋を訪れた。
青色が好きなら、一度は夢見るデザインの部屋だ。
2023年11月探訪