レジャーホテルが好きすぎる弁理士女子のブログ

馬車ベッドに乗れば、メルヘンの世界 熱海『ファンタジア』~ラブホを訪ねる~

そのモーテルは、温泉地に潜む

温泉地として古くから栄える、湯河原と熱海。

この2つの温泉地の間に、今回のホテルはある。

名前を『ファンタジア』という。

湯河原から、タクシーで約5分。

国道135号線を、熱海方面へ向かい、途中で細い道を右折する。

『ファンタジア』の看板が、右折の目印だ。

白亜のホテルに潜入

白い塀の向こうには、

白い受付の建物を経て、

白い連棟形式の建物が並ぶ。

前日に電話で予約した部屋へ向かう。

部屋は『シンデレラ』と名前が付いている。

ガレージには、『ご予約』の看板が置かれている。

奥に進むと、ドアがある。

ドアの先の階段を登った先は、こんな客室になっている。

手前は、絵画、サウナマシン、テレビのあるスペースだ。

奥には、段差と3本柱で隔てられた馬車ベッドのスペースがある。

外からは全く分からない、メルヘンチックで凝ったデザインの空間が広がる。

ベッドまでの空間も変わっている

手前のスペースを観察する。

サウナマシンは、ドアの目と鼻の先にある。

壁の絵画は、カラフルな花畑がモチーフになっている。

天井は半円状にへこみ、シャンデリアがぶら下がる。

シャンデリアは、電球部分が蝋燭の炎のような形状だ。

下から見ると、立体的な花柄が描かれている。

金色のバラも揺れる。

奥のスペースは、一段高い。

3本柱は、真っ白だ。

立体的で複雑な装飾が付いている。

柱の上部はアーチを描く。

蝋燭の炎のような照明器具が、壁を小さく照らす。

馬車ベッドはこうなっている

柱の先に、馬車ベッドが佇む。

側面は白をベースとしている。

茶色の立体的な装飾がアクセントになっている。

車輪は金色だ。

赤いベルベットも、所々に使われている。

マットレス部分は高いので、赤いステップが付く。

ベッドの頭部分は、ベルベットが惜しげもなく使われる。

頭部分の縁には、2本の赤いランプが立つ。メルヘンチックでもあり、妖艶でもある。

枕元には、シマウマのクッション、

カボチャの馬車のケース、

花で彩られたティッシュが並ぶ。

花はベッドの下にも置かれる。

ベッドの足側は、L字のベルベットが貼られた部分がある。

御者が座る所を再現したのだろう。

細部へのこだわりが感じられる。

いざ、馬車ベッドに搭乗!

ステップを介して、マットレスに上がる。

横になると、圧巻の光景が広がる。

青を基調とした、月や星が描かれた天井。

その真ん中には、大きなハートの鏡が浮かんでいる。

ハートの周りは、レースの縁取りがある。

天井と壁の境目もレースのような装飾があり、部屋の湾曲を強調する。

鏡は、壁にも付いている。

ベッドの頭側、足側、そしてベッドの横にある。

角度によっては、合わせ鏡も楽しめる。

いくつかの鏡の上で、花をモチーフにした灯りが照らす。

ベッド上で右を向くと、頭部分のベルベットと鏡越しの3本柱や絵画が見える。

左を向くと、クロゼットがあるのに気づく。

クロゼットの中には、毛布とタオルが入っている。

窓や浴室なども見応えあり

ベッドの奥には窓がある。

ミカン畑越しに、相模湾を臨める。

空が高く感じる。

オーシャンビューのラブホは、初めてだ。

ベッドの脇には、白いテーブルと椅子が置かれている。

椅子のクッションは、色違いのハートモチーフで揃う。

ベッドのスペースの反対側に、洗面所などの水回りがある。

注目すべきは、丸窓のある浴室だ。

真ん中にあるのは、日本では珍しい猫足バスタブ。

足やノズルは金色で、白い本体の中で目立つ。

タイルはベッドとお揃いの、赤と白だ。

窓の上部は半円のステンドグラスとなっている。

建物に入る前にも、これが見える。

まとめ

馬車ベッドに寝て、天井をぼんやり眺める。

ただそれだけで、メルヘンの世界に来たような心情を抱いた。

優雅さと愛らしさで非日常へと誘う、夢のある部屋だ。

温泉地が好きな人もそうでない人も、一度は訪ねて欲しい。

2022年1月探訪

公式サイト:

http://www.love-castle.com/html/access/index.html

↓『ファンタジア』と同じ静岡県のラブホについてはこちら