レジャーホテルが好きすぎる弁理士女子のブログ

川崎堀之内はひょうきんな街~ラブホ街(オトナの街)を歩く~

私は、最近のお笑いをよく見る一方、昭和のお笑いにも関心がある。

ある日、『オレたちひょうきん族』を観ていて、ビートたけし扮するタケちゃんマンのテーマで吹き出してしまった。
「吉原堀之内、中洲すすきのニューヨーク」

どれも、風俗街で有名な所である。
「ニューヨーク」は「入浴」だろう。
声から想定するに、児童合唱団(?)が歌っている。何を意味するか分かっていたのだろうか。

そんな、シュールな歌詞に影響されて、川崎の堀之内町にやって来た。
この町は、京急川崎駅の北東側に位置する。
小ぢんまりした旧東海道と、車がひっきりなしに通る第一京浜に挟まれたエリアだ。

新しいマンションも沢山建っているが、風俗店は一目で見分けが付く。
茶系のレンガ造りで旅館と見紛うような佇まいのものや、オレンジと青で複雑なもの、不規則なタイル張りで地中海を思わせるもの等、様々だ。

特に面白いと思ったのは、アラブの宮殿を模したような、写真の店である。
真っ白な壁をベースに、「こんもり」という表現が似合うターコイズブルーの飾り、少しずつ使われた金色がインパクト大だ。
三日月のような黄色い模様も芸が細かい。

いくつかは国道に面している。
その内の一つは求人看板を大きく張り出していたが、なかなか見応えがある。

まず、「コンパニオン募集中」の文字が、バスタブのような枠で囲まれている。
風呂を仕事で使うというのは常識だが、この発想は面白い。

人妻系であることが店名からも分かるが、キャッチコピーが気になった。
「素人奧さま悶絶夜這い倶楽部」。……勢いだけはすごい一行だ。

大概の店のロゴは今風で鮮やかだが、中には古くて渋いのもある。
黒地に色褪せた赤の『角えび』というネオン。書体は太い筆文字だ。
和食を出す居酒屋の看板に見える。

見た限りでは、どれもソープのようだ。
同じ形態の風俗店が多数ある、というのは珍しい。

堀ノ内町と並行した道に、ラブホもいくつかある。
地味な雰囲気の所が多い。

今でも変わった建築様式やロゴの店がたくさんあるのだから、タケちゃんマンのテーマが放映されていた頃はもっと派手だったのだろう。
こういう、ツッコミ所の多い場所は今後も残ってて欲しいと思う。

2018年9月散歩

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