レジャーホテルが好きすぎる弁理士女子のブログ

白いグランドピアノを響かせる 西日暮里『パピオン』~ラブホを訪ねる~

西日暮里駅近くのラブホ

高輪ゲートウェイができるまで、山手線で最新の駅は西日暮里だった。


駅の東側では、『Papion』の巨大な看板が存在をアピールしている。
今回は、こんな部屋を選んだ。


白いグランドピアノがたたずむ、広い部屋だ。
その名も「ホワイトメロディ」。

グランドピアノを囲む、壁と天井が凝っている


ベッドの頭側には、半円がいくつも連なった装飾がある。
音が波紋を広げていく様子を表したように見える。


半円の内側には鏡があり、間接照明で照らされている。


ピアノの近くには、白い四角形が複数重なった装飾がある。
ここもベッドの頭側と同様、内側に鏡があり、明かりが周りを囲む。


その左右には、不思議な形の照明器具がある。
金属で囲まれた電球が上に光を発して、上部に付いた赤と青の板を照らし、赤と青の光を壁に映し出す。
他では見たことがない。


壁はグレーベージュのレンガ柄で、上品な印象を受ける。
窓や冷蔵庫のある棚、水回りに通じるドアまでもその柄なので、この部屋には壁しかないのかと思ってしまった。
そのくらい徹底して、非日常を打ち出そうとしているのだと思う。


ピアノの頭上には、白い網目状の照明がある。
部屋の他の部分より明るい気がする。
楽譜を読むのに暗くならないようにするためだろう。

グランドピアノに触れてみる


グランドピアノに近づくと、想像していたよりも大きいこと、古いはずなのに真っ白で綺麗なことに驚いた。


蓋を開け、紅色のカバーを外すと、鍵盤が現れる。


適当に鍵盤を押してみると、部屋中に染み渡るような響きだ。
高い音は澄みきった音、低い音は地響きのような音に聞こえる。
電子ピアノの音色とは雲泥の差だと思った。


小学校で習った『きらきらぼし』を弾いてみる。
ド・ド・ソ・ソ・ラ・ラ・ソ……
途中で恥ずかしくなってやめた。
音階は知っていても、人差し指でしか弾けないからだ。
ピアノを習っていた人が羨ましい。

浴室は爽やか


浴室は白いタイルとミントグリーンの浴槽で、すがすがしい雰囲気だ。


前回訪れたアメ車ベッドの部屋「フリーウェイ」は、白黒の市松模様のタイルと真っ赤な浴槽だった。F1グランプリを彷彿とさせる。
部屋に合わせて浴室も変えているようだ。

まとめ


ピアノが弾ける人はもちろん、私のようにピアノが弾けない人にも一見の価値がある部屋だ。

2020年3月探訪

公式サイト:https://hotel-papion.jp/

↓『パピオン』の他の部屋についてはこちら