ちょっと気分を変えたいけど、遠くまで足を運ぶのは面倒。
そんな時は、片道1時間以内で行けるラブホへ行くのがちょうどいい。
やって来たのは、錦糸町の『SARA錦糸町』だ。
朝の8時台はもう、3分の1程度しか空室がない。
今回は、こんな部屋にした。
基調となる白色が、紫がかった照明に染まる。
所々で、青い光が放たれる。
何ともすがすがしい空間だ。
ベッドは、刺繍の入った白いカバーと、深い青色のファブリックからなる。
ベッド下の光が、ベッドに浮遊感を与える。
ソファも、同じ色遣いだ。
ベッドの奥には、窓を覆う引き戸がある。
キラキラしたタイルがボーダー状に貼られている。
窓からは、首都高とビル群が見える。
この部屋が都会の異空間であることを思い出させる。
突き当たりのショーケースは、単に青いだけではない。
氷が山のような形で、びっしりと敷き詰められている。
近くでじっと見ると、結構な迫力がある。
ケースの上部には、つららがぶら下がっている。
氷やつららは、レンガ柄の壁を覆う。
ショーケース全体として、雪国の風景を誇張したような、ユーモアを感じる。
ベッドとテレビ台の間にも、ショーケースがある。
雪のような粒を並べて道を作り、雪の結晶や光る玉が置かれる。
端の方には、大小様々なペンギンとシロクマがいる。特に、シロクマが子どもペンギンの遊び相手になっているのが、微笑ましい。
テーブルの下には、こんな装飾がある。
雪の結晶を斜めに散らしたものだ。
白い羽根が、雪のふんわりしたイメージを強調する。
結晶は、直線的なものもあれば丸みのあるものもあり、多彩だ。
ベッドに横たわる。
天井のシャンデリア2つが見える。
四角くくり抜かれた天井は、水面の柄となっている。
シャンデリアは、二重に円を描き、豪華な雰囲気を作り出す。
円を描くのは、連なった氷だ。
青い空間の中で光を反射して、いかにも冷たそうに見える。
この部屋は『氷の世界』というタイトルが付いている。
隅々まで見ると、本当に氷だらけだ。
冬の厳しさや寂しさはなく、楽しさや美しさを感じられる。
約5時間のんびりと寝ころんで、多くのVODを観た。
飾らずありのままに過ごせる、爽やかな部屋だった。
2022年2月探訪
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