レジャーホテルが好きすぎる弁理士女子のブログ

提灯の明かりが小さな日本橋を照らす和室 久留米『アール』 ~ラブホを訪ねる~

福岡有数の都市・久留米の老舗ラブホ

福岡県久留米市は、福岡市・北九州市に次ぐ県第三の都市だ。豚骨ラーメンやイチゴで知られている。久留米市には、創作的な内装で知られている昭和ラブホ『アール』がある。

最寄り駅は、西鉄久留米だ。博多方面からは、西鉄福岡(天神)から特急を利用し約30分でアクセスできる。

西鉄久留米駅からは、池町川という小川の並木道をJR久留米駅方面に進む。並木道沿いは、マンションや一軒家などの住宅が多い。

歩くこと約10分で、ホテルの入口が現れる。

ホテルをやや遠くから見ると、赤茶色の壁面と白い枠に囲まれた窓が印象的だ。

入口の小ささとは裏腹に、高層で広さもあるのが分かる。

今回は、逢根あまみさん主催のラブホ見学イベント「ホテルアール全館見学会」の後に宿泊利用した。

提灯が暖かな光を放つ和の空間

部屋の扉を開け玄関に入ると、壁に掛かった提灯ふたつが目に入る。黄味がかった、暖かい光を放っている。

その先の襖を引くと、手前に居間空間、奥に寝室空間の部屋が広がる。

居間空間を照らすのは、4つの提灯だ。提灯はリング状の部材にくっつき、リング部材は天井から垂れ下がっている。提灯に照らされる天井には、木の棒が並んでいる。

居間空間の畳は黒い色合いだ。畳の上には、木目のちゃぶ台と座椅子が置かれている。座椅子の背もたれは金色が強調された和柄になっている。座椅子に腰掛けると、テレビが観られる。

テレビの後ろの壁では、山と松の木を描いた木の照明器具が明かりを放つ。

居間空間の奥の壁には瓦屋根がある。屋内なのにわざわざ付いているのが、何とも面白い。

日本橋を渡った先のベッドに横たわる

居間空間と寝室空間の境目には、小さな木の橋が架かる。親柱には、金色の擬宝珠が乗り、本体には筆文字で「日本橋」と書かれている。

床板は湾曲していて、欄干も合わせてアーチを描く。ミニ日本橋は愛らしい佇まいで、意味もなく行き来したり足踏みしたくなったりする。床板の艶とアーチも相まって、癖になる踏み心地だ。

ミニ日本橋を渡った先には、黒いフレー厶のベッドがある。

ベッドの頭側の壁には、木の板を縦横に並べた装飾がある。一部は鏡になっている。

ベッドの足側の壁には、浴室と繋がる窓がある。不透明なシートが貼られ、明かりがぼんやりと漏れる。

窓ふたつの間では、提灯が光を放つ。窓の下には、金の擬宝珠と木の棒を並べた、古い橋の欄干のような装飾がある。

ベッドに横たわると、天井の立方体の照明器具が目に入る。

立方体の側面には、繊細な日本画の柄を掘った、金属の板がはめ込まれている。

ベッドから左側を向くと、ミニ日本橋越しにテレビを観ることができる。和の空間も相まって、リラックスできる。

まとめ

今回は、提灯の照明器具とミニ日本橋が特徴の和室を、宿泊利用した。

部屋のどこを眺めても、日本的なユーモアと創意工夫が感じられる。初めての九州探訪で、記憶に残る宿泊となった。

2026年10月探訪